可愛い子たちと旅をせよ

ピーナッツ・乳・卵・小麦アレルギー、反対咬合でムーシールド、様々な困難を子どもたちと乗り越えようと頑張っています

赤ちゃんの水いぼ治療、1ヶ月で驚くほど改善しました!

免疫の切れる生後半年頃からぽつぽつと出てきてしまった、水いぼ。

生後9ヶ月のとき、合計10箇所以上、しかもおでこにも3箇所できてしまい、このままではいけないと積極的に治療を始めました。

 

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泣く泣くの自費診療となりましたが、新しく取り入れられ始めた、銀の抗菌作用で水いぼを治すクリームでの治療開始。1本約2000円のクリームを3本購入、そして初診料もかかって合計で1万円近い出費でしたが、気を取り直して8月4日からクリームを朝晩2回塗り始めました。

ところが、クリームを塗ることでベタつきが気になったのか、治療を始めて2週間くらい経った頃、首回りの水いぼを掻くようになってしまいました。その結果、掻いてしまった水いぼは、とびひに。

 

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とびひになってしまった部分は、抗生剤のフシジンレオ軟膏を塗り、その他の部分は引き続き銀のクリームを塗ることになりました。

とびひは、10日間ほどで完全に沈静化。そして現在。

 

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まず、順調に進んだおでこの水いぼ。ふくらみも落ち着き、かなり綺麗になりました!

 

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 そして手こずった、首周り。とびひの炎症が落ち着いたら、そのまま以前の赤みもなくなり、ふくらみもとても小さくなりました!色が沈着してしまった恐れもありますが、銀のクリームがまだまだ残っているので、このまま少し塗り続けようと思っています。

 

上の子の時の経験から、水いぼは一度かかってしまったら、じわじわ増え続けながら1年くらい付き合わなくてはいけない、と思っていましたが、たった1ヶ月でここまで落ち着いてきて驚きました。銀ってすごい。

そして、小児科の先生曰く、この治療でとびひになってしまった子が他にもいた、とのこと。その子は、クリームのせいだと親御さんが判断し治療を中止したそうです。それも一つの選択肢だと思います。実際、とびひになってしまった首回りはとても痒くて辛そうでした。

 

今回の治療を通して分かったこと。

  1. 個人差はあるとしても、クリームにははっきりとした効果が期待出来る
  2. 掻くととびひになり、一時的に悪化してしまうことがある
  3. とびひになっても抗生剤を使うことで沈静化し、最終的には水いぼも治癒する

ちなみに、水いぼ10箇所強、1ヶ月でクリームを1本使い切りました。3本購入したうち1本はまず間違いなく余りそうです。

水いぼを潰す治療は可哀想だし病院に通うのも大変、早く治してあげたい、水いぼ用の銀配合のクリームなんて聞いたことないけど大丈夫かな、なんて方の参考になれば幸いです。

 

その後の肌の様子

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ピーナッツアレルギーの血液検査結果と2年越しの負荷試験予約

ピーナッツアレルギーが発覚して、早2年。

一時は免疫療法を検討したものの、IgE値が高かったことから二の足を踏んでしまい、負荷試験を受けることをためらっていました。

ですが血液検査の結果も以前と比べて改善、また下の子の乳・小麦・卵アレルギーでの経験もあり、日帰り入院での負荷試験の予約を12月に入れてきました。

 

以下が血液検査の変遷です。

 

  2017年10月 2018年9月 2019年9月
IgE 589 340 301
ピーナッツ 76.4 9.35 8.09
クラス5 クラス3 クラス3
Arah2 30.1 3.82 3.11
陽性 疑陽性 疑陽性
コナヒョウヒダニ >=100 >=100 83.9
クラス6 クラス6 クラス5
スギ クラス0 クラス0 クラス2

 

まずピーナッツ。始めの1年で数値が大きく減少しました。とは言え未だ、クラス3。油断はできません。そして、アナフィラキシーを起こしやすいかどうかの指標となるArah2の数値も、10分の1になりました。

 

そして、全体の非特異型IgE値も減っています。これは、コナヒョウヒダニの数値が下がったことが大きいのかな、と思っています。2018年に喘息の治療(家庭での吸入を半年超)したことも効いているのでしょうか。

スギがクラス2になっています。一時期、どんなに家の中の対策をしても鼻の調子が治らなかったのですが、あれは花粉症だったのか、と思うと納得です。

 

さて、2017年から2018年にかけてピーナッツ関係の数値が大きく下がったものの、そこから2019年への変化が比較的少ないことを考えると、何もしなければこのままクラス3あたりにとどまることが予想されます。なので、ピーナッツアレルギーを治したいと思うのであれば、除去を続けるのではなく積極的な取り組みが必要な時期に来たように思います。

そこで、12月の負荷試験。小児専門の総合病院での負荷試験で、40分おきに3回の負荷、ゴールは1gです。どんな結果となるのか。正直なところ怖いのですが、先生方と子供自身の力を信じて、当日に備えようと思います。

 

 

アレルギーっ子のスキンケア

我が家の娘には、小麦、卵、牛乳の食物アレルギーがあります。

もともとアレルギーになりやすい素因があったのだろうと思いますが、大きな原因となってしまったのが、肌荒れ。乳児湿疹からひどい肌荒れが続き、皮膚科に通い、薬を塗り続け、生後7、8ヶ月頃にようやく落ち着いてきました。

そんな娘の、生後10ヶ月現在のスキンケアグッズです。

 

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プロペト

この世に生を受けてから10ヶ月、その間に何本使ったことか。眼科用、となっているくらいなので、目のキワまで塗ることができます。冬場は1時間おきに塗っていました。今は朝晩1回ずつ、あと離乳食前、離乳食後顔を洗った後、明らかにアレルゲンがたくさんある場所に行く時など、やはりいまだに登場頻度の高いプロペト様です。

 

ロコイド

肌荒れが治まってきて、プロペトと混ざったものでも大丈夫になりました。ステロイドの薬ですが、怖がらずに毎日使ってきてよかったと思っています。これがなければどうなっていたことか。

 

リドメックス

頭皮にできた発疹用。そろそろ卒業できそうです。

 

水いぼ用クリーム

新たに開始した、水いぼを治すための銀配合のクリームです。

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全て、小児科の先生と相談して出していただいたもの。この4種類の薬を、日夜せっせと塗っています。上の子もいるのでバタバタしていますが、今が肝心、と言い聞かせて続けています。

 

 

ピーナッツアレルギーの血液検査、数値が大幅に下がった理由

先日の、長男とピーナッツアレルギーの話。

 

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血液検査の結果、ピーナッツの特異IgE抗体が76.4から9.35に、クラス5からクラス3に下がりました。また、アナフィラキシーと関連するArah2抗体値も、30.1から3.82まで下がりました。1年でここまで大きな減少が見られたのは、幸運だったとしか言いようがないのですが、少しは努力の成果もあると思っています。今回は、この1年にどのような変化があったのか、をまとめます。

 

1. ピーナッツとの接触を断つ

まず、当たり前かもしれませんが、ピーナッツとの接触が極力なくなるようにしました。理由は、皮膚感作により食物アレルギーが発生する、つまり(荒れた)肌を通してアレルゲンが体内に侵入し、アレルギー反応を起こす抗体が作られる、と言われているからです。IgE値をこれ以上あげないためにも、本人が食べない、というだけではなく、周囲にピーナッツが存在しない環境を整えました。

2. 家の中からその他のアレルゲンも取り除く

次に、血液検査の結果分かった、コナヒョウヒダニへのアレルギー。驚くほど寝ない子だった長男の乳児期、「掃除をしなくても死なない」という言葉にすがり、掃除がおろそかになっていました。それを猛省、ベッドの寝具カバーは全てダニの透過率0%のアレルガードに変更(数万円かかりましたが価値はありました)。更に、アレルガードのインナーカバーの上から綿の布団カバーを掛けていることもあり、布団乾燥機、布団用の掃除機での掃除の流れをこまめにとりいれました。

また、ジョイントマット、ラグなど、ダニの温床になり得るものは全て処分しました。

3. 皮膚科に通う

アトピーとはっきり診断はされていないものの、肌がやや弱く、肘や膝をいつも掻いてしまうので、皮膚科に通って薬を処方していただきました。

4. 喘息治療を行う

ピーナッツアレルギーが分かったのと同じ頃、喘息との診断も下りたので、ピーナッツアレルギーのリスクを減らすためにも喘息の治療を行いました。飲み薬(シングレア)の毎晩飲むことに加え、家庭用の吸入器を購入し、パルミコート、時にメプチンを加えての吸入を半年以上続けました。(今ではほぼ治癒しました)

 

以上の成果があったのは、血液検査の非特異IgE値が減少したことからも見て取れます。

589という高い数値から、384まで減らすことができました。次回の血液検査は、9月。その結果を見て、入院しての負荷試験及び経口免疫療法について、先生と相談して決めていく予定です。

 

 

 

自費診療で水いぼが悪化したと思ったら、まさかのとびひだった話

免疫が切れた途端水いぼを発症、上の子の経験から長い付き合いになると判断してすぐに始めた自費診療。

 

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銀配合のクリームを塗ることで、強敵だと言われている水いぼを治す治療です。残念ながらまだ保険証・医療証の対象外です。

これで、明らかによくなった部分と、炎症を起こして悪化してしまった部分があったのですが。

 

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赤くなっていたところ、なんととびひでした。クリームを塗ることで気になって掻いてしまい、それがとびひになってしまったみたいです。

とびひの部分は銀のクリームは中止、フシジンレオ軟膏(抗生物質)を塗ってまずはちびひを沈静化。そしてまた水いぼ治療を再開することになりました。やっぱり、何かおかしいと思ったらきちんと病院に行かなくてはいけませんね(当たり前)。

塗り薬の他に、内服でポララミンも出ました。まさかの食物アレルギー発症時と同じ薬。

 

とびひ対策として、

  • 肌を露出しない服を着せること
  • 皮膚を清潔に保つこと
  • 手をこまめに洗うこと
  • 爪を短く保つこと

を守りつつ、とびひが治まって早く水いぼ治療に戻れることを期待しています。

 

 

 

矯正なしで受け口が治せる!3歳ムーシールドの途中経過

歯が生えそろう内に無視できないレベルになってしまった、娘の反対咬合(受け口)。

大人の歯に生え変わるタイミングで自然に治る子も5%ほどいる、という話も聞いたことがありますが、家族歴を見るとその可能性も低いと判断。

大きくなってからの矯正よりも、精神的・経済的に負担が少ないと判断、ムーシールドを使った治療を始めました。

 

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さて、治療を始めて4ヶ月。そろそろ効果が出て欲しいところです。

ところでムーシールド、

  1. 毎晩寝る時に装着
  2. 起きている時も30分ほど装着できるとなお良し

とされているのですが。

まず、昼間はバタバタしていてほぼつけられていません。そして夜は、週に1度ほど、寝落ちしてしまったなどの理由でつけられない日があります。そんな中での進捗状況ですが。

まだ受け口のままですが、完全に反対に噛みこんでしまっている状態から、上の歯と下の歯が同じ位置でぶつかっている状態にまで戻りました!

なかなかの進歩だと思っています。でも、ここからが難しいのかも、という気も。というのも、ぼーっとしている時に口が半開きだったりするんですよね。

これからはムーシールドに頼るだけでなく、口周りの筋肉を鍛えるためにも、固い食べ物を積極的に食べさせようと思っています。

 

生後10ヶ月、小麦・卵アレルギーの負荷が前進しています

生後9ヶ月で体調を崩してしまい、止まってしまっていたアレルギー食材の負荷。

アレルギーと血液検査で確定しているのは、卵、牛乳、小麦です。

 

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無事体調も戻り、大事をとって3日あけてから負荷を再開しました。

まず小麦。

うどん10グラムまで進んでましたが、再開1回目は怖いので5グラム。問題なかったので、その2日後に8グラム。口の周りが少し赤くなってしまったので、2日後には増量はせずまた8グラム。

その次から、2日に一度の10グラムの負荷を始めています。10グラム食べると、口の周りが1、2箇所赤くなることが多いのですが、その様子を写真に撮ってアレルギー科の先生に見せたところ問題ない程度だと言われたので、そのまま続けているところです。

次に、卵。

卵ボーロをちょこちょこ食べてきたこともあってか、微量の卵が混ざっている程度では全く反応なし。きちんと確認してみよう、と、固ゆでの全卵(卵白はクラス1なので)を5グラム食べさせてみたところ、危なげなくクリア。2日後7グラムを試しましたが、こちらも問題なし。振り返ってみれば、血液検査でIgE値を確認しただけで、卵を食べて反応が出たことは一度もありません。生後10ヶ月で食べる卵の量の目安は2分の1個のようなので、それを30グラムとすると、その手前の20グラムくらいまで徐々に試してみていいような気もしています。もちろん、小麦の負荷とは別のタイミング、かつ小児科のあいている時間に、ですが。

そして、牛乳。

以前はヨーグルトを一口食べるだけで顔全体や首、胸元まで赤くなっていました。ですが、食物アレルギーが確定する前から1日一粒食べていた卵ボーロには、脱脂粉乳が含まれています。これは食べられていたので、牛乳アレルギーと確定してからも、特に除去はせずに食べ続けています。つまり、微量の牛乳の負荷をしている形になります。マルチアレルゲンなので、一番重そうな牛乳アレルギーにはまだ着手していませんが、このままごく少量の負荷を続けていく予定です。

 

負荷のスケジュール

月:お昼に小麦(うどん10グラム)おやつに卵ボーロ数粒

火:お昼に卵少量(7グラム以下)

水:お昼に小麦(うどん10グラム)おやつに卵ボーロ数粒

木:火:お昼に卵少量(7グラム以下)

というかんじです。

 

食物アレルギーを疑い、血液検査をしたところ、検査項目としてあげた全ての項目「小麦・卵・牛乳」に反応が見られた時には正直に言ってかなり落ち込みました。ですが、少しずつ食べられていること、一度もアナフィラキシーが出ていないことを考えると、まだ希望が見られると思っています。長男のように、エピペンを持ち歩き、治る可能性の低いアレルギーと戦っている子供もたくさんいるからです。

悲観しすぎず、楽観視もせず、子供達のアレルギーと共に付き合っていこうと思っています。